ひとつ上のアイディア。 眞木 準

ひとつ上のアイディア。

ひとつ上のアイディア。

“伝説のクリエイター”大島征夫。“カリスマ”佐々木宏。“広告の革命家”岡N道、多田琢。“スーパードライ”小沢正光。“ペプシマン大貫卓也。“世界的建築家”竹山聖、團紀彦。“SMAP佐藤可士和。こうした「アイディアの職人」たちは、実は才能だけで勝負をしているわけではない。人気CMの企画や驚くようなアイディアも、つぎつぎと頭の中に浮かんでくるのではなく、彼らなりの手順や手法のなかで工夫をして生みだしている。つまり、カリスマと呼ばれる人たちも、その人なりのオリジナルな「アイディア作法」があるのだ。そして、その手順を踏んでアイディアづくりをするからこそ、彼らは結果を出しつづけることができ、一発屋ではなく「トップを走りつづける」ことができる。
 作法は人によって実にさまざまだ。ひとりになるという人もいれば、会議で思いつくという人もいる。核となるモチーフを転がして考える人もいれば、後味から逆戻りしながら考える人もいる。クライアントの意向をどう反映するかという点についても、当然意見は別れる。
 本書では、こうした「アイディアづくり」のすべてを、具体的なエピソードをひきながら明らかにした。何気ない著者のもの語りに、何年もの歳月を経て絞り込まれた知恵とノウハウがちりばめられている。
★★★