国家の品格 藤原正彦

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。

 まだまだぬるいっすよ。武士道精神を取り戻すなら、
まず英語の授業全廃!
「恥」や「卑怯」の教育の徹底!
鎖国
今の社会が乱れているのは恥を忘れた親世代の責任もあるはずだ。教育改革を行い若者全体の意識改革を促す。そしてその若者たちが大人になり、よき社会が形成された時改めて国を開くのだ。

 しかし、論理というものは通っているとなぜか快感が得られるので、聞いたとたん、それに酔ってしまう。各ステップの信頼度を量的に考えようとはしない。たとえ英語の論理と国語の論理を両方を開いていても、共に論理なので、どちらがよいのか論理的には選べない。実は、量的思考をするには知識や情緒、そして大局観が必要になるのです。

★★★