孤独 北野武

孤独

孤独

初めて語る父、息子、娘、妻への想い。人生で一回だけ宗教を信じた瞬間とは? 出生の秘密から、離婚の危機、青春時代、そして、愛人や酒と暴力にまつわる数々のエピソードまで-北野武、55年目の告白。
漫才

位置関係は気にしてて、はなから下だって分かってる人に上からやるんじゃなくて、そういう人は一回上げといて落としてあげるって言うかね。だから一応は上へ上げなきゃいけないのね。上げといて落とさないと、ギャグにならないっていうのはあるから。はなから国会議員や何か上にいる人は落とせるけど、変な人が出てくると、この人をどうやって上げといて落とすかって考えるよね。はなから下の人には暴力使えないわけだから。上に上がっちゃった瞬間にその人に暴力が使えるわけだから。そういう状態にしてやんないとダメだってのある。

 武は多くの人に囲まれながら、孤独な時間を自ら持って生きてきたみたいだ。
 宗教観の話で、自分たちは生まれる前から重力に引っ張られてて、天国とか地獄とか、生きていくことの意味とか、哲学とか、そういうのは全部、重力の影響下で創り出されたもんなんだという理系思想に興味。
★★★★