中流絶滅 小林よしのり
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/06/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
小林よしのりが「格差社会」と「靖国問題」という日本の2大テーマを論じた決定版!「マネーゲーム」「ネオリベ(新自由主義)」を主導し、「ホリエモン」や「耐震偽装問題」を生んだ真犯人は誰なのか? ニッポンを分裂させ格差社会を生んだ元凶とは? さらに、もう一つのテーマ、靖国問題で小林よしのりが小泉首相の靖国参拝に“反対”する理由とは? 小泉政権の5年間の日本を総括する1冊。経済論戦から歴史論争まで、この歴史的転換点に“ゴー宣”から、「情報」でなく、生きるヒントとなる「知識」を読み取れ!
『嫌米流・年次改革要望書に怒る』
米国は膨大な改革要望を押し付け「米国の金儲けのための日本改造」を行おうとしている。
①「郵政民営化」120兆円の簡保、350兆円の郵貯が外資へ流れる。②「健康保険」近年の医療制度改革で医療費削減、個人負担額が増加してしまう分、民間医療保険の需要が生まれる→米国の保険業界の新たなビジネスチャンス。国民皆保険が崩れ、行き着く先はアメリカ同様の貧乏人は病気もできない社会。③「司法制度改革」で日本を訴訟社会に。
中国・韓国への反発はダミーであり、本当に愛国心を語るべき問題はアメリカとの問題の中にある!中国や韓国や北朝鮮は領土や教科書や靖国など、目に見えるものを分かりやすい形で侵略してくるが、アメリカは経済的利益を獲得するために、日本人の精神を侵略してくる!
ゴー宣を読むときは「情報」のおいしいとこ取りだけ、するんじゃない!自分の知性で行間に込めたものまで認識して「知識」とせよ!「知識」は、肉体や人生と結合していなければならない。
メディアに踊らされている自分の恥ずかしさに気づいた一冊。あの頃の俺はまんまと郵政民営化の自民党に乗り国を崩壊させる1票を入れたことに気づいていなかった!…民主党がダメダメってこともあるけど。
★★★★