リリー&ナンシーの小さなスナック ナンシー関 リリー・フランキー

小さなスナック

小さなスナック

リリー「凄いおとなしそうで、真面目に働いてるF」
ナンシー「すごい田舎に住んでるF」
リリー「字の下手なF」
ナンシー「箸がうまく使えないFとかは、ちょっと危険な匂いが…」
「スプーンで和食食べるFとかお父さん官僚なのにF」
ナンシー「あの模擬フーリガンみたいな人たちは誰なんだろう」
リリー「俺は劇団ひまわりじゃないかと見たね」
リリー「星座の挿絵の仕事はイラストレーターなら誰しも通る宿命の道ですからね。」
ナンシー「難しかったなあ、だって興味ないからさ。双子座とか、勝手に宗兄弟を描いてた」
リリー「ばあちゃんが耳かきを全くしない人で、正月にばあちゃんの家に行って耳かきしてあげるのが年中行事だった。そのうち従兄弟同士で『誰が取るか』みたいなことになって」「耳かきが妙に下手な人もいるよね。『おいおい、いきなりそんな奥から行く気かよ』って人。耳かきしてってお願いした時に電気の下に移動しないでその場でやろうとされたら、もうその人は信用置けない。耳かき大切ですよ。」
ナンシー「耳かき上手な女ね…」
リリー「下手でもいいんですよ、うまくなるだろうから。耳かき自体に興味がない女はいくらFカップでもダメ。」
リリー「俺は、100円にもロマンスが宿るような女がいいんですよ」
ナンシー「100円で何を買ってきたら合格なの?」
リリー「お互いに50円ずつ持って、外に出るとしましょうよ。俺は懐中時計を売って髪飾りを買い、妻は髪の毛を売って俺の懐中時計につける鎖を買ってくるんです。この話に象徴される部分が、今の奥さん方にかけていると俺は言いたい」
リリー「料理は下手な方ではないと思うんだけどカレーとハンバーグだけは苦手」
ナンシー「女子中学生が作りそうなメニューなのに」
リリー「まっ、落合が『ドまん中の球が一番打ちにくい』っていうのと同じなんでしょうね」
ナンシー「絶対に違う(笑)」
リリー「やっぱり20代の過ごし方で、30代の楽しみも決まるんだってつくづく思いますよ。その点。電気グルーブピエール瀧を見てると、いいオヤジのなり方してると思う。この間、瀧のチームと試合することになってたんでちょっと遅れていってみたら、骨折して腕を吊ってる人がセンターを守ってる。ピッチャーとセカンドもやけに小さいなと思ったら。子どもなんですよ。人があつまらなくてしょうがないから、その辺にいる怪我人と子どもを集めて野球してたんですよ」
リリー「時間にルーズとかいう次元じゃなくて、もう思考回路がわからない。あと10分で着くから用意しておきなと言ってあるのに、玄関に出てきたら全裸だったりする。家にあがったら、ジャーで米を炊き始めたばかりだったとかさ」
ナンシー「蒸らし中とかね」
ナンシー「リリーさんキレイな字を書きますよね。原稿もあんな感じ?」
リリー「内容によって少し変えます。まじめな原稿書いてるときは、やっぱり達筆に書いているし、ポコチンの話しなんか書いているときは、なんかちょっとポコチン寄りの字になってますね」
ナンシー「竹内力はもう完全にテレビに戻って来れないですよね。テレビからホントはみだしてた、幅とか奥ゆきとか全てが(笑)。たとえば道のむこうから高島礼子を睨んでニヤリと不適な笑いをうかべるってシーンがあるんだけど、ト書き的には1行でしょ、そこ。それをたっぷりと7段階くらいのアクションでやるの。もう、クドイとかそういう次元じゃない。」
おもしろいなあこの人たち。
★★★★★