ボロボロになった人へ リリー・フランキー

ボロボロになった人へ

ボロボロになった人へ

これほど誠実でありながら、刺激的かつ、魅力的で、笑え、感動できていいのだろうか!?リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮した、はじめての小説。

 一度しか会ったことのない女のおかげで、俺たちが一瞬でも誇り高く生きようと思ったことが大切なことなんだろう。もう、あの女がどうだって関係ないのかもしれない、本当は。
 アイドルや神様の中身なんか、本当は関係ないんだ。だって、しらねぇもん。そいつが実際どんな奴かなんて。

東京なんてダメな奴が集まってるどうしようもないところだけど、そこで俺たちはなんとか生きてるって感じの短編集だった。自分は他の奴とは違うと思ってても、実は違わない、おんなじ低俗な奴なんだよ。と思わせる。リリーさん乾いてんな〜

★★