愛は、むずかしい 花村萬月
- 作者: 花村萬月
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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今まで「愛している」と言ったことがないという著者。なぜ「愛」という言葉が馴染まないのだろうか。まず、愛とは外来語であり翻訳後である。中国からもたらされた言葉であり、キリスト教的な概念を当てはめた言葉である。
昔の日本人は愛ではなく<おもひ>、「愛する」にあたる動詞では<おもふ>という言葉を遣っていた。
う〜ん、<おもふ>いい言葉ではないか。ライトな話はこの冒頭の前フリのみで後はここには書けないとことんディープな話。もうひとつの日記にこっそり書いた。うん、いいねえ。
対人関係でどうも付き合いがうまくいかないと感じている人は自分が何を喋っているかをよく考えるといい。
自分の夢を語るのではなく、相手の夢を語れるようになれば、商売は当然のこととして、すべてがうまくいくのです。
夢を語れる男もいいが、これはけだし名言。
★★★★★